災害対策 家庭での備えは!?
2020/03/22
世界でも有数の地震大国…
地球温暖化の影響で数十年に1度とされる雨が毎年のようにどこかで降っている…など
自然災害の多い日本。
いつ自分の身に起きてもおかしくないですね。
一人ひとりが災害列島に住んでいることを自覚して、いざという時どう行動すべきか確認し、身の回りの備えもしておきたいものです。
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災害に備える ①
災害時を常に想定しておく
日頃から、周辺地域の環境から予想される災害(地震、土砂災害・水害)の想定と、その備えをしておくことが大事です。
◆ 地震
直下型地震の場合、揺れ始めまでの時間がわずかで非常に危険。
とっさの対応が難しく地震発生時は自分の置かれている状況がつかめずに混乱することも!
震度5弱以上の場合、歩くのが困難になり、身を守るすべも限られます。
そのときの状況によって判断しなければいけないこともあるわけで、いざという時にどう行動すべきか確認しておくことが大事です。
まずは、自分と家族の身を守ることを最優先に考えて行動を!
◆ 水害
ここ数年、被害が多いのが突然の豪雨による水害。
強い上昇気流によって急速に発達した積乱雲は、雷や大雨、ひょうや竜巻、突風を発生させることがあります。
晴れた日でも川の上流に積乱雲がある場合は要注意!山間部での急な大雨によって下流で突然の増水も!!
都市部の坂の多い川では、上流で降った大量の雨が高速で流れ下ることで短時間で一気に増水し洪水を引き起こしたりします
都心の地下街もゲリラ豪雨による被害の危険性があります。
真っ黒い雲が近づいてきたり、雷の音が聞こえてきた、急に冷たい風が吹いてきたら、川や用水路など危険な場所からすぐに離れて高台や地上階など安全な場所に避難を!
◆ 土砂災害
降雨時には山や崖の地盤がゆるみ、土砂災害を招くこともあるなど、甚大な被害をもたらすことがあります。
「土砂災害警戒情報」に注意して早めの避難を!
土砂災害発生のおそれのある地区は「土砂災害危険箇所」とされています。
自宅が危険箇所にあるかどうか国土交通省ハザードマップポータルサイトで確認を!
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災害に備える ②
災害別 避難場所・避難ルートの検討
地元のハザードマップを頭に入れておき、非常時でも慌てずに行動するために「避難情報が出たら、ここの避難所へ」といった具合に、避難場所・避難ルートを検討し手順をノートに書き出して、家族がいれば共有する。
◆ 連絡先と家族情報
救助された時や、家族が離れ離れになった時のために連絡先と家族情報を記入。
安否を確認する手段をあらかじめ決めておいて家族みんなで共有
◆ 家の近くの避難所、避難場所を確認
自宅周辺や、職場や学校周辺の避難ルートを確認。
地震、土砂災害、水害、津波など災害によって危険箇所は違い、避難所や避難する場所が変わるので、それぞれの災害を想定して、避難ルートを考える。
自宅から避難所へのルート・自宅周辺のチェック箇所を調べてマップを作成。
あらかじめ、幼児や高齢者などの避難に誰が付き添うかも決めておくといいでしょう。
さらに、避難所はどこにあるのか、どのくらいでたどりつくのかなどの確認のため、実際に一緒に歩いて状況を確認しておくことも大切です。
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災害に備える③
家の中の安全対策
◆ 地震
リビングやキッチン、寝室は転倒すると危険な家具がいっぱいです。
家の中の安全対策できていますか?
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災害に備える④
飲料水・食料の備蓄
非常持ち出し袋などを準備
非常持ち出し品は、1次品(避難する際に最低限持ち出すもの)、2次品(落ち着いてから取りに戻れるもの)、3次品(避難生活が長期化した時に必要なもの)の3つに分けて備えておく。
◆1次品…災害後すぐ
・身につけるもの
・リュックに入れて持ち出すもの
避難する際に最低限持ち出すものを両手が空くリュックに入れておくのがおすすめです。
荷物を背負ってすばやく動けなければいけないので腰のベルトなどで重さを分散させられるリュックがベスト。
あれもこれも、入れておきたいという人がいますが、重すぎると動けません。
準備した防災袋はあらかじめ背負ってしっかり歩けるかを試しておくことをおすすめします。
非常食はリュックを背負ったままでどこでもすぐにカロリー摂取できるシリアルバーやゼリー飲料も用意。
◆2次品…2~3日後
・避難所で必要になるもの
落ち着いてから取りに戻れるもの
非常食は少し落ち着いてきたときのために水やお湯があれば食べられるものを用意。
温かい汁ものは気持ちを落ち着かせる作用も!
◆3次品…避難生活が長期化した時に必要
・自宅に備え、災害後に役立てるもの
災害時は、救援物資が届くまでに時間がかかることが予想されます。
災害が落ち着くまで生活をするためのもので、1週間分程度の量があると安心です。
災害に備え、常備品をいつもの量より多めに買って備蓄しておくことをおすすめします。
流通が安定するまでは生鮮品が手に入りづらいです。
水もある程度手に入るようになり、火をおこせる状態になったら、フリーズドライの野菜などを使い、栄養バランスの取れた普段の食事に近いものをつくるのがおすすめ。
◆ 備蓄品の注意点
・衣類などは、季節によって必要なものは変わります。
・成長の早い子どもがいる家庭では用意していたものが着られなくなることもありますから定期的に見直しを。
・食料品や飲料水などは賞味期限があるのでチェックを!
◆ 防災袋は家のどこに置く?
・避難する際に最低限持ち出すものはリュックに入れて、寝室の枕元や玄関などすぐ手に取れて持ち出しやすい場所を選ぶ。
・備蓄品の保管場所も室内、外の物置や車などと分散すれば持ち出せる確率が高くなります。
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