ペットの防災! 避難できるように対策してますか?

      2020/03/22

 

日本各地で相次ぐ自然災害。

もし自宅が大きな被害をうけたら…
避難所に身を寄せる人も少なくないでしょう。

しかし、避難所での生活では大変なことや困ったことも多くあります。

例えば、
ペットを飼っている方。

飼い主からしたら、ペットは大事な家族です。
ペットが心のケアにもなるわけで、ペットと一緒に安心して避難できる場所がほしいと思うのは当然のこと。

車があれば一緒に安全な場所に避難して車中泊もできるわけですが、車がない場合「避難所で一緒にいてもいいのか…」と、周囲への迷惑も気になり不安ですよね。

また、自治体、避難所によってペットの受け入れが可能かどうかは異なりますし、わからないことも多いです。

災害時のペットで印象に残っているのが2011年の東日本大震災。
自宅に取り残されたペットや、飼い主とはぐれたペットが多くいたという話を聞いて、とても悲しい気持ちになったのを覚えています。

災害時に飼い主とはぐれたペットが繁殖して野良犬や野良猫が増えたり、もしかしたら住民に危害を加える恐れもありますから、飼い主とペットが一緒に安心して避難できる場所があることが理想ですが、課題も多いですね。
 


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ペットと一緒に避難するときの問題点


関東や東北など、各地に甚大な被害をもたらした2019年10月の台風19号では、避難勧告が出て多くの避難所が開設されましたが、避難所でペットの受け入れを断られたというケースもありました。

SNS上では、やっと避難所にたどり着いたのに、ペット連れのため避難所に入れないという訴えが相次いだということも報道されていましたね。

私もこのニュースを見て「せめて飼い主に受け入れ可能な施設を紹介してあげてよ~」と思いましたが、想定外の出来事ですからね……それも難しいのでしょうか。

また、受け入れが可能だったとしても、鳴き声や臭いなど周囲の迷惑になると思って「避難できない」「ペットを自宅に置いておかなければならなかった」という飼い主の声もありました。

たしかに、過去の災害では避難所でペットが吠えたり、放し飼いにされて動き回ったり、毛が飛び散って飼い主とほかの被災者の間でトラブルになるなどペットを巡る問題も多くありました。

被災者の中には動物が苦手な人や鳴き声や臭いを気にする人、動物アレルギーを持つ人もいますからね。
大変難しい問題ですが、大切なペットを守るために重要なのは、飼い主が事前に災害に備えておくことです。
 


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飼い主が読んでおくべきガイドライン

過去の災害事例から環境省は2013年に災害時のペット対策をまとめた「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を作成しています。

このガイドラインを見てみると「災害が起こった時に飼い主はペットと同行避難することが基本」とあり、国は飼い主とペットと一緒に避難することを推奨しています。
 
 
「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」はこちら

 
ペットを守るため、飼い主とペットが一緒に避難する「同行避難」が重要なことがわかりますが、過去の災害事例では、ペットの受け入れ不可な避難所もあれば、ペット用のスペースを設けた所など、自治体や避難所によって対応はさまざま。
避難所へ同行避難しても、必ずしもペットと同じ空間で生活できるわけではないようです。

事前に避難所の情報を集めておくことがとても重要ですね。
 
ペットを飼っている方は、普段から気をつけておきたいペットのしつけ、ペット用避難グッズの準備といった災害に備えたペットの飼い主の心得が記されている「災害、あなたとペットは大丈夫?」を、一度ご覧になってみてください。

ペットとの同行避難についてシミュレーションをしておくことをおすすめします。
 

「災害、あなたとペットは大丈夫?」はこちら

 


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ペットとの避難生活
~ペットにとって、よりよい形は?~


ペットを受け入れてくれるかは、自治体、避難所によってルールが異なりますので、事前に避難所の情報を集めておくことが重要。
さまざまな場合を考えて、飼い主とペットにとってよりよい形をシミュレーションしておくことが大事です。
 

◆ 避難所がペットNGだったら…

避難所がペット受け入れ不可だった場合、車があれば飼い主と一緒にいられますが、ない人はどうすればいいのでしょうか。

考えられる方法としては、建物が無事だった知人宅や施設に預けること。
地震の場合は余震が怖いので自宅敷地内の安全な場所にテントを張ってペットと一緒にいたという飼い主もいました。

あと、災害発生時に頼りになるのは、地域ぐるみでの助け合いだといいますから、日頃から近所の飼い主同士のつながりを大切にしておくのもいいですね。
飼い主仲間ができていれば、災害時に物資を持ち寄ることもできて心強いです。

※ 車やテントでは、夏は高温、冬は寒さに注意。
車ではエコノミー症候群にも気をつけて。
 

◆ 避難所でのペットの生活空間はさまざま

避難所がペット受け入れOKでも、避難所ごとに屋内でペットと一緒に過ごせる場合や、飼い主とは別に屋外飼育が求められる場合など、避難所でのペットの生活空間はさまざまです。

【屋内】

避難所の屋内でペット用のスペースを設置

【屋外】

軒先につないだり、避難所の外でケージに入れておくなど。
飼い主がペットと屋外で過ごしたというケースもありました。
 


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災害前の対策 ①
~事前に準備しておきたいこと~


環境省が作成したガイドラインでもありましたが、同行避難などに備え、持ち運び用のケージを準備し、ペットにケージに慣れさせる訓練や、決められた場所での排泄などのしつけ、ワクチンの接種などは、飼い主が事前に準備しておきたいことです。
 

◆避難所の情報収集

ペット受け入れ可能な避難所の情報を集めておく
 

◆ペットを人に慣れさせておく

人を怖がらないようにしておけば、万が一 ペットが迷子になってしまった時でも保護されやすくなります。
 

◆ケージに慣れさせる

ケージに入ることを嫌がらないよう、ケージに慣れされる訓練をしておく。
 

◆普段からペットをしつける

不必要にほえないように、決められた場所で排泄するよう、普段からしつける。
 

◆ワクチン接種

各種ワクチンの接種や寄生虫の駆除はしておきましょう。
 

◆ペット用避難グッズの準備

首輪&リード、ペットフードや食器、トイレ用品など、ペット用の避難用品を確保しておきましょう。
 

◆横のつながりを大切に

災害時、ペットを受け入れてくれるか一つとっても自治体、避難所によって対応はさまざま。
基本、災害対策は個々人の「自助」と心得ておくことが大切です。
 
だからこそ、地域ぐるみで助け合う「互助(共助)」が重要。
いざという時に助け合える飼い主のネットワークづくりは大切です。

また、親戚や友人などペットの一時的な預け先の確保もしておいたほうがいいでしょう。
 

◆迷子のときに備える

ペットとはぐれた場合に備え、マイクロチップを装置しておくと安心です。
マイクロチップには15桁の数字(個体識別番号)が記録され、読み取ると飼い主情報を確認できます。

また、犬を登録した際には「鑑札」、狂犬病予防注射の接種を受けた際に「注射済票」が交付されます。

「鑑札」には登録番号が記載されていますので、もし迷子になっても装着されている「鑑札」から飼い主の元に戻すことができます。
 


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災害前の対策 ②
~事前に準備しておきたいもの~


ペット受け入れ可能な避難所だったとしても、ペットへの支援物資がすぐには届かない場合も想定しておく必要があります。

ペットフードやトイレ用品などペット用避難グッズの準備もしっかりしておきましょう。

✅ 首輪&リード

✅ 食器

✅ ペットキャリー・ケージ

✅ 水・ペットフード(5日分以上)
薬や療養食など替えがきかないものは必ず備蓄を!
災害時はペットも食欲が落ちやすいので、食べ慣れているペットフードがあるといいです。

✅ トイレ用品
ペットシーツやトイレ砂(猫)、排泄物処理用具

✅カッター、はさみ、ガムテープ
避難所で手に入る支援物資の段ボールなどを加工して間仕切りやペット用トイレなどに活用。

✅ タオル・ブラシ

✅ 洗濯ネット
ネットに入れておくと逃げる心配がない

✅ ペットのポスター

ペットが迷子になったときに備え、ペットの写真や特徴などを記したポスターを作っておくと安心です。
 


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おすすめペット用避難グッズ

 

コンパクト収納のケージ

 




 
 

カート、リュック、手持ちとして使える大きなポケット付き

 



 
 

のびのびもできるキャリーケージ


 
 

災害時の行動


災害が発生したら、準備した避難用品をもって避難所に向かいます。

避難所がペットNGで、車の中に残さないといけない場合は、車内の温度に注意し、十分な飲み水を用意します。

施設に預ける場合は、預けている期間や費用などを確認しておくこと。
 

ペット受け入れ可能の避難所だったら、避難所のルールに従い飼い主が責任をもってお世話しましょう。
 

 


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