東名高速道路事故 犯人の父親に間違えられた男性の悲劇

      2018/04/24

 

 
2017年6月、神奈川県大井町の東名高速道路でワゴン車が大型トラックに追突され静岡市の萩山嘉久さん(当時45歳)と妻の友香さん(当時39歳)が亡くなった事故。

 

この事故を誘発したとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)などの罪で福岡県中間市の建設作業員 石橋和歩被告(当時25歳)が起訴されましたが、萩山さん夫婦を死に追いやった石橋和歩の非道な行動が報道などにより明らかになるにつれ世間の怒りはこの男の家族にまで向けられるようになりました。

 

そして、この男の家族の氏名、住所など個人情報がネットで拡散されたのですが、なんと家族だとされた人は、犯人とは全く無関係だったのです。

 

犯人の家族と間違えられた一家は、ある日突然いわれのない誹謗中傷にさらされることに…

 

恐怖に怯えて暮らすことを強いられた一家の壮絶な苦しみとはどのようなものだったのでしょうか。


スポンサーリンク


 
 

東名高速道路事故の原因


 

 

2017年6月5日午後9時35分ごろ神奈川県大井町の東名高速でワゴン車が大型トラックに追突され、萩山嘉久さんと妻の友香さん夫婦が死亡、娘2人がけがをした事故。

なぜ、事故は起きたのか…
萩山さんのワゴン車は、なぜ追い越し車線で止まっていたのか…

それは事故を誘発した人物がいたから。

 

萩山さん夫婦を死に追いやったのは、福岡県中間市の建設作業員 石橋和歩

事故の起きる約3分前、現場の約1.4キロ手前の中井パーキングエリアで
石橋和歩の車が通路をふさぐように停車し、タバコを吸っている石橋を萩山さんが注意。

その後、石橋が萩山さんのワゴン車を高速道路で執拗に追跡、何度も前方に割り込んで進路をふさぎ、ワゴン車を追い越し車線に停止させたとみられています。

事故は萩山さん夫妻が車を降りた際に起きており、萩山さんのワゴン車に衝突したのは後続の大型トラックですが、県警は石橋の危険な運転によって事故につながったと断定。

 

萩山さん夫婦を死に追いやった犯人の行動に憤りを感じた方も多いとは思いますが、この事故の裏では「犯人の父親」に間違われネットで個人情報を拡散され苦しんでいた男性がいました。


スポンサーリンク


 
 

犯人の父親に間違えられた男性


 

石橋和歩という男の非道な行動が報道などで明らかになるにつれ、怒りを募らせた人々が、この男の素性をネットで検索。

その怒りは男の家族にまで向けられるようになり、ついに容疑者の家族の氏名、住所、会社の地図までもがツイッターや掲示板などで拡散されたのですが…家族だとされたのは、犯人とは全く無関係の人だったのです。

 

10月に逮捕された犯人と名字が一緒だったことや、住所が近かったという理由で犯人の男の父親だというデマを流された福岡県の建設会社社長

 

犯人の男が建設作業員だったという不運も重なったのでしょうか、ある日突然、ネット上に「犯人の父」「犯人の勤務先」など誤った情報が書き込まれ、男性の名前や会社の電話番号などが拡散。

自宅や会社に嫌がらせや中傷を含む電話が殺到したそうです。

深夜にも電話がかかってきたといい、「身内ではない」と説明しても「嘘をつくな」「とぼけるな」の一点張り、恐怖を感じ一時休業に追い込まれたこともあったといいます。

 

その後、男性は被害届を提出。
福岡県警は、嘘の情報をインターネットに流したとして名誉毀損の疑いで数人の関係先を家宅捜索しています。


スポンサーリンク


 
 

芸能界のネットトラブル


 

事件や事故に関与したかのように事実無根な情報を書き込まれネットなどで誹謗中傷される”ネットリンチ”の被害。

 

芸能人では、お笑いタレントのスマイリーキクチさんや、俳優の西田敏行さんが、いわれなき中傷被害に遭っていましたね。

 

スマイリーキクチさんは、1989年に東京都足立区で起きた女子高生コンクリート詰め殺人事件の犯人であるかのような誹謗中傷や脅迫文を書き込まれ、長い間苦しんできたといいます。

 

きっかけはネットに書き込まれたデマ。
スマイリーキクチさんが犯行グループと同じ足立区出身で年齢も近かったということだけで悪意のある書き込みをされ、その後はお笑い芸人としての仕事も激減。

スマイリーキクチさんは、嫌がらせの電話などを録音するなど証拠を集めてから被害届を提出、アクセス記録の解析などから特に悪質な書き込みをした人物が特定され書類送検されています。

 

西田さんは、ネット上で黒い疑惑など事実無根の話を拡散され、事務所の業務に深刻な実害が生じたといい、中傷する書き込みをした人物が偽計業務妨害容疑で書類送検されています。

 

 

 

一般の人もターゲットに!


 

これまでは、スキャンダルのあった芸能人や政治家などが誹謗中傷のターゲットにされていましたが、東名高速道路事故の「犯人の父」という間違った情報により苦しんだ建設会社社長のように一般の人もいわれのない誹謗中傷のターゲットになるケースもあるんですね。

今はSNSによって個人情報が簡単に特定されることで多くの一般人もネットリンチのターゲットになってしまう時代、本当に恐ろしい話です。


スポンサーリンク


 

 - TV