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アンビリバボー 首吊りタクシー運転手 事件の真相とは !?

      2017/10/03

 

2015年2月12日に放送された
フジテレビ系
『奇跡体験!アンビリバボー』

 

今回は、
2004年に大阪府茨木市で
首吊りタクシー運転手が発見された
謎の事件が紹介されました。

 

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首吊りタクシー運転手 発見

 

2004年9月2日 午前5時50分ごろ

大阪府茨木市桑原の
グラウンド跡地の門扉で
茨木市奈良町のタクシー運転手
吉山〇夫さん(当時62歳)が
ネクタイで首を吊った状態で
死亡しているのを
散歩をしていた近所の住民が発見、
警察に通報した。

 

死亡推定時刻は 午前5時30分頃、
死因は喉を強く圧迫されたことによる
圧迫死。

調べによると、
門扉の高さは約2メートルで
吉山さんは門扉に背を向け
座るような姿勢で首をつられていたという。

 

現場の状況から首吊り自殺に思われたが、
吉山さんの顔には殴られたような跡があり、
車内で吉山さんの血痕もみつかっていた。

 

また、
吉山さんが発見された門扉の近くには
エンジンがかかったままのタクシーが
停車しており
売上金 約 9万円がなくなっていた。

 

警察は
何者かが吉山さんを殺害後、
首吊り自殺に偽装したとみて
強盗殺人事件で捜査本部を設置した。

 

 

吉山さんの評判

 

吉山さんは、
タクシー運転手歴6年で
2002年7月から茨木市内のタクシー会社に勤務、
通常は午後7時から午前4時まで
乗車していたという。

 

同僚の話では
吉山さんは温厚で面倒見がよく、
運転手たちの指導員も務めるなど
職場でも評判の人だったという。

 

しかし、
その日…
時間になっても
吉山さんは会社に戻ってこなかった。

 

実は一昨日、
吉山さんは体調不良で会社を休んでいたそうで
心配した同僚たちは上司に報告。

 

このタクシー会社では
全てのタクシーに人工衛星を使った
位置情報システム「GPS」を搭載しており、
吉山さんの走ったルートと
現在位置を確認したところ、
吉山さんは現場のグラウンドに
20分近く止まったままでいることがわかった。

 

ちなみに
現場のグラウンドは
銀行の保養施設の一部として使われていたが
2002年2月に閉鎖している。

 
 

最後に乗せた2人組の男 !?

 

車内に残されていた
乗務記録などによると、
吉山さんは
会社を出てすぐに
市内から県境をこえて200キロも離れた場所まで
長距離の客を乗せていた。

最初の客を降ろしたあと、
吉山さんは往復で8時間かけて市内に戻っている。

 

そして、
2日 午前4時過ぎに
箕面市内で客を降ろした後、
現場から南に約3キロの
名神高速茨木インター付近で
男性客2人を乗車したとみられるが、
現場のグラウンド近くで迷走していた。

 

警察は何者かが
吉山さんを人気のない場所へ誘導し殺害し、
自殺を偽装した強盗殺人であると推察、
最後に乗せた2人組の男が
吉山さんの死に関与しているとみて
捜査していた。

 

ところが、
タクシー運転手の吉山さんが
殺害された事件は
このあと、驚きの展開を見せる。

 

実は、
吉山さんの遺体が発見された日の前日、
京都で”ある事件”が起きていたのだが…

それが吉山さんの事件と関わりがあることが
わかったのだ。

 

 

京都の事件

 

京都でおきた”ある事件”とは…

 

2004年9月1日
午後2時10分頃

京都市伏見区醍醐大高町の
華道教師(当時63歳)宅に
警察官を装った2人組の男が
偽物の家宅捜査令状を見せ押し入り
1人で家にいた妻(当時56歳)を
アイスピックで脅し
粘着テープで両手足を縛り
身動きできないようにしたあと、
預金通帳と現金 約20万円などを奪い
ガソリンをまいて放火。

 

幸い、妻は火が燃え広がる前に
粘着テープをはずし
2階から飛び降りて逃げ出すことができたが、
火傷と3週間のケガを負い
民家は全焼した。

 

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驚きの展開

 

京都の事件で逃走した2人組の男だが、
近所の人たちが
犯人の車のナンバーを目撃しており、
ナンバーを調べたところ、
JR京都駅近くで借りた
レンタカーであることが判明。

 

そして、
驚くことに
このレンタカーを借りたのが
吉山運転手だったのだ。

 

その後、
警察に強盗放火の犯人を名乗る人物から
電話があったという110番通報が…

通報してきたのは、
隣町にあるタクシー会社で
犯人を名乗る人物は
このタクシー会社で半年前から
働いていた男だという。

 

この男は、
「強盗と放火はやった。
でも殺しはやっていない。
俺はタクシー運転手を殺していない」と
言って電話を切ったという。

 

警察がタクシー会社に残されていた
男の私物から指紋を採取したところ、
京都の強盗放火事件で検出された指紋と一致。

この男が
京都の事件の吉山運転手の共犯者で
また、
吉山運転手を殺害した疑いが持たれている
2人組の客の一人である可能性が
極めて高くなった。

 

警察はこの男の逮捕状を取り指名手配。

 

じつは この男、
吉山運転手の元同僚で
2つの事件後
行方がわからなくなっていた。

そして、
京都の事件から10日後の
11日 午前1時頃、
JR広島駅前で
男の身柄が拘束された。

 

大阪府警が事情聴取した後、
京都府警が
強盗殺人未遂、
現住建造物等放火容疑などで逮捕。

 

逮捕されたのは、
住所不定の前田博之容疑者(当時52歳)、
逮捕された時、
前田容疑者の所持金は わずか数十円で
ここ数日は何も食べてない様子で
疲れきっていたという。

 

前田容疑者は、
容疑を認め
京都の事件は
吉山運転手と2人でやったと供述した。

 

しかも、
強盗をやろうと言い出したのは
吉山運転手の方だったという…

 

 

なぜ吉山運転手が…

 

なぜ
まじめで面倒見の良い吉山運転手が
凶悪な強盗放火事件に関与したのか…

 

前田容疑者と吉山運転手は、
2001年までの約5年間、
京都市内のタクシー会社で
ともに勤務。

 

前田容疑者は、
当時から金にルーズで
同僚から相手にされなくなっていたというが、
吉山運転手だけは見捨てなかったという。

 

そして半年前から
吉山運転手の紹介で
別のタクシー会社
(通報してきたタクシー会社)に
勤務していた前田容疑者。

 

しかし、
酒にギャンブルにおぼれ
ここでも運転手仲間に借金していたという
前田容疑者は、
ほとんど返済していなかったという。

 

荒れた生活を続けてきた結果、
前田容疑者は消費者金融からの借金が
膨れ上がり…

とうとう
吉山運転手に連帯保証人になってくれるよう
頼み込むことに。

 

そして、
面倒見の良かった吉山運転手は
前田の頼みを断ることができず…
借金の連帯保証人になってしまったのだった。

 

しかし、
前田の生活は改まることなく、
借金の返済は滞り…

 

やがて
連帯保証人になってしまった
吉山運転手のもとにまで
厳しい取り立てがくるようになったという。

 

そして、
吉山運転手はやむを得ず自らも
借金をして
その返済にあてていたという。

 

吉山運転手は
家族や周りに心配をかけないよう
必死に手を尽くしていたが
タクシー運転手の収入だけでは
返せない金額にまで借金は膨れ上がり…

追い詰められた吉山運転手は
とうとう、
強盗という犯罪に
手を染めてしまったのだった。

 

実は、
京都の事件の前日に
タクシー会社を退職していた
前田容疑者が
その夜、
吉山運転手と飲食していたことが
わかっている。

 

そして、
この日 吉山運転手は
体調不良を理由にタクシー会社を休み
犯行に使用するためのレンタカーを
借りて犯行の準備をしていた。

 

しかし、
借金の返済のために
犯行に及んだはずが
彼らが強奪した金は、およそ20万円で
借金返済には遠く及ばず…

 

預金通帳を奪ったものの
銀行で金をおろすのは
リスクが高いと判断し断念。

 

警察が
吉山運転手の勤めていた
タクシー会社を捜索したところ
車庫のゴミ箱から
京都の事件で強奪された預金通帳が
見つかっている。

 

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首吊りタクシー運転手事件の真相

 

ところで、
吉山運転手は、
京都の事件の約15時間後の
2日 午前5時50分頃、
茨木市内のグラウンドの門扉に
ネクタイで首をくくられて
死んでいるのが見つかっている。

 

そして、
前田容疑者の指紋が、
吉山運転手のタクシーに残されていた
指紋と一致している。

 

となると、
前田容疑者が
吉山運転手を自殺に見せかけて
殺害したのでは…と、
思われたのだが…

 

前田容疑者は
吉山運転手殺害については
「一切、関わっていない」と
関与を否定していた。

 

では、
事件の真相はどのようなものだったのか…

 

京都の事件後、
犯行の証拠は燃やしたと考えた
吉山運転手は夕方から勤務についたが、
ニュースで女性が助かったことを知り
顔を見られているため
できるだけ遠くに逃げた方がよいということに
なったという。

 

実は、
吉山運転手が会社を出てすぐに乗せた
”長距離の客”というのは
前田容疑者だったのだ。

 

吉山運転手は前田を乗せてタクシーを走らせ
200キロ離れた町で前田を降ろしたという。

 

前田容疑者によれば、
吉山運転手殺害に関与したと思われていた
最後に乗せた客 ”2人組の男”と
自分は無関係だという。

 

しかも、
吉山運転手の死亡推定時刻である
午前5時30分頃、
前田は現場から200キロ離れた町にある
サウナにいたと証言、
その後、
前田はさらに遠くまで移動したものの
金も底をつき食事もとれず
公園で寝起きしていたという。

 

そして、
拾った新聞で
吉山運転手が亡くなったことを知り
自分も死のうと考えたが、
ふとあることに気づいたのだった。

 

それは、
自分は あの日
吉山運転手のタクシーに乗っている。

ということは、
自分が吉山運転手を殺害したと疑われる…

疑われたまま死ぬのは嫌だと思い、
京都で起きた強盗放火事件の犯人を名乗り
タクシー会社に連絡したのだという。

 

ここで気になるのが、
吉山運転手のタクシーに残されていた
乗務記録にあった
名神高速茨木インター付近で乗せたとみられる
男性客2人の存在。

この男らが吉山運転手を
人気のない場所へ誘導し
自殺を偽装して殺害したのではと
疑っていたのだが、
警察は2人組の男など存在せず、
吉山運転手が最後に乗せた客は
前田容疑者だったのではないかと
推察していた。

 

しかし、
吉山運転手が前田の連帯保証人であったことや
前田のアリバイも証明され
吉山運転手の不可解な死は、
他殺を装った自殺と断定され
捜査は終了した。

 

まさか、
吉山運転手が自分を傷つけて
車内に血痕を飛び散らせ
他殺を装い自殺したというのか…

 

実は、
吉山運転手を吊るしていたネクタイから
検出されたのは、
吉山運転手本人の指紋と皮膚のDNAだけで、
門扉に付着していた指紋も
吉山運転手のものだけだった。

 

不自然な走行をすることで
「GPS」のデータを偽装工作することは簡単で、
また、
なくなった売上金については、
長距離の客(前田容疑者)からは
運賃を受け取っていなかったのだ。

 

さらに、
乗務記録に男2人の客を乗せているかのように
記入していることについては
大人の男性を殺害した後、
門扉まで運んで吊るすには、
男2人の力が必要だと
考えたためだと思われた。

 

では、
なぜ吉山運転手は
他殺を装い自殺してしまったのか

 

それは労災保険が目的だった。

 

労災保険は仕事中などにケガをしたり、
死亡したりした時に支払われる保険で
雇用主が必ず加入しなければいけないもの。

吉山運転手は生命保険には入っていなかったが
タクシー会社は吉山運転手に労災保険を
かけていたのだった。

 

警察の調べによると
吉山運転手にかけられた労災保険では
勤務中に客などに襲われて殺害された場合、
最高金額の2000万円が遺族に支払われる
契約だったという。

 

 

京都の事件で、
前田容疑者は
強盗殺人未遂で懲役13年が言い渡され、
主犯格の吉山運転手は
容疑者死亡のために不起訴となった。

 

そして、
遺族に残すため
他殺を装い自ら命を絶った吉山運転手の望みは
かなわず…

労災保険の給付金が遺族に支払われることは
なかったのだった。
 


 

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