避難情報の種類!いつ避難したらいいの!?

      2018/12/10

 

平成最悪の土砂災害と浸水被害をもたらした西日本豪雨。

広島市など中国地方各地で土砂災害や住宅被害が続出し、多くの人の命と、平穏な暮らしが奪われました。

土砂災害などによる被害を繰り返さないためにも、災害から身を守るポイントを知っておくことは、とても大事なこと。

自分の身近で起きて初めて分かる防災の大切さ避難勧告と避難指示の違いや、災害から身を守るために日頃から備えておくことなどをまとめました。


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防災の大切さ

これまでに経験したことのないような豪雨による災害が増えていますね。
9月になりましたが、今後も台風や大雨による災害が懸念されます。

気象情報をもとに少しでも危険を感じたら、早めに自主的に避難する

皆さん、そんなことは知ってるでしょう。

私も知っていました。

しかし、東日本から西日本の広い範囲で大雨が降った2018年7月6日(金)、私は緊急速報メールで何度も避難を促されても、まったく危機感がありませんでした。
 

2018年7月6日(金)

私の身のまわりで起きた出来事について書くと…

 
2018年7月6日(金)
 
私が住んでいる広島では、昼頃からテレビで避難勧告を伝えるテロップが繰り返し流れており、私のスマホにも緊急速報メールが…
しかし、避難するという発想は、まったくありませんでした

同じく広島に住んでいる母のところには、昼過ぎごろから避難指示の発令が何回もあったそうで「なんか怖い」という連絡をもらっていました。

この日は金曜日で次の日が休み、母が心配だったこともあり、家族で実家に泊まりに行くことにしたのです。

出発した時間は午後6時過ぎ。

私の家のすぐ近くを流れる いつもは ほとんど水位のない川が、この日はかなり増水していて、流れがとてもはやく、怖かったのを覚えています。

車で避難しているときも警報が鳴りっぱなしでしたが、それでも危機感はありませんでした

帰宅中の車が多いのか、かなり渋滞していたので、いつもより1時間以上かかって実家につきましたが、雨脚は強まるばかり。
途中、救急車やパトカーのサイレンが鳴り続けていました。

ただ、実家は近くに川もなく山も離れていて比較的安全な場所で、なんでここに避難指示が出ていたのか疑問…
後にニュースを見て知ったのですが、むしろ私の住む地域の方が危険だったのです。

 

午後7時過ぎ、私の家のすぐ近くでは、川沿いの道路が大きく陥没。
車が川の中に転落して濁流にのまれた人がいたそうです。

この陥没した道路は、私たちの暮らしになくてはならない身近な道路。
車で通れなくなったことで、約1カ月、実家でお世話になりました。

まさか、あの穏やかな川が氾濫するとは…
私にとって、避難情報は他人ごとだったのに、こんな身近に危険な場所があったとは……

通勤で見慣れた道も、濁流に流された車で埋まっていたり、路面が陥没して通行止めになっているところが多く…
あったはずの家がなくなっていたり…

やるせない気持ちになりました。
 

 
 

自分の身近で起きて初めて分かる防災の大切さ

まさか、自分の身近でこんなことが起きるとは…防災の大切さを痛感しました。

土砂災害が起こりやすいのはどんな場所か?
川の氾濫、洪水、高潮浸水想定区域は?
普段から自分の住んでいる地域や職場、学校など、危険性をハザードマップで確認しておけばよかったと反省。

また、避難情報についても詳しくは知らず、避難指示では緊迫した感じがしないなと思っていたぐらいで、恥ずかしい話ですが避難指示の上に避難命令というのがあるのだろうと、ずっと思っていました。
西日本豪雨の特集番組を見て、はじめて勘違いしていたことを知りましたが「日本は民主国家だから自治体が住民に命令はできない」そうで、命令とするなら法律的な根拠が必要なのだとか。

身を守るためにできる備えはしておきたいものです。


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身を守るためには!?

西日本の広い範囲で降った記録的豪雨は、各地で崖崩れや土砂崩れ、河川の氾濫など大きな被害をもたらしました。
今後も台風や大雨による、これまで経験したことのないような災害が懸念されます。

身を守るためには、災害に関する意識を高め、身のまわりを確認し、いざというときに備えておきたいもの。

大雨の影響による冠水や洪水の場合も、事前に適切な情報収集を行い、早めの避難を行うことで被害を軽減することができます。
 

① 知る

あらかじめ危ない場所を知っておくことが大切。

 

✅ ハザードマップを確認!

ハザードマップは、今後起こりうるかもしれない被害の予測や避難場所等を地図上で見えるようにしたものです。
 
あらかじめ、自分の住む地域のハザードマップで洪水時の浸水想定区域を把握、震災や土砂災害など自然災害の被害予測をチェックしておくことが大事です。

土砂災害や洪水などの災害種別ごとに危険区域を掲載しています。
 
 
お住いのハザードマップは誰でも見ることが可能。
ハザードマップで危険箇所と災害ごとの避難場所を把握、避難経路の安全確認を!

 
 
住宅地が大規模に冠水した岡山県倉敷市真備町。
ここは過去にも同じ河川が繰り返し氾濫しており、危険を知らせるハザードマップは、今回とほぼ同じ浸水域を想定していました。


倉敷市は全戸にハザードマップを配っていましたが、ハザードマップがあったことを知らなかったという方も多かったようです。
 
 

② 察知する

大量の雨が降ったときや、長い時間 雨が降り続いているときは、しばらく警戒が必要です。
現在の降雨量や河川の水位、気象警報や注意報など情報を集め、行動につなげましょう。
 

 

✅ テレビのデータ放送で確認!

データ放送を受信できるテレビなら、リモコンのdボタンを押せば、地域の最新気象情報や防災情報をいつでもみることができます。
 
 

✅ 防災情報メールに登録!

避難勧告の発令や大雨特別警報の発表などの緊急かつ重要な防災情報などを、携帯電話やスマホ、パソコンへのメールで受け取ることができます。
(事前に登録が必要)
 
 

✅ 避難情報 種類

 
避難情報は、気象情報や観測データ、被害情報に基づいて各自治体により発令されます。
 
しかし、私の場合、7月6日に何度となく警報が鳴っても「またか…」ぐらいにしか思っていませんでした。
 
私と同じように思っていた方は多くて、避難しようとした時には道路上が濁流になっていて逃げられなかったという人や、避難する方が危険だと思って家にとどまっていて土砂崩れの被害に遭ってしまった人、2階に逃げて無事だったという人などさまざま!
 
避難のタイミングが難しく、明るいうちに早く逃げなければいけないと痛感した人も多かったのではないでしょうか。
 
 
《危険を知らせる情報》

 

【市や町が出す情報】

 
避難情報は、災害の発生危険度に応じた3種類の情報を市町村長が発令。
 
■避難準備・高齢者等避難開始
 
避難勧告や避難指示を発令することが予想される場合。

いつでも避難できるよう準備。
高齢者など、避難に時間がかかる人は避難開始。
また、避難を支援する人は支援行動を開始。
 
 
■避難勧告
 
災害による被害が予想され、人的被害が発生する危険性が高まった場合。

速やかに避難開始

避難先へ移動中に危険を感じた場合は、近隣のより安全な建物へと移動。
外に出ることが危険と感じた場合は、建物内のより安全な場所に移動。
(垂直避難)
 
 
■避難指示(緊急)
 
最も危険な避難情報。

状況がさらに悪化し、人的被害の危険性が高まった場合。

避難していない場合は、ただちに避難。

避難先へ移動中に危険を感じた場合は、近隣のより安全な建物へと移動。
外に出ることが危険と感じた場合は、建物内のより安全な場所に移動。
(垂直避難)
 
 

【気象庁が出す情報】

 
■大雨注意報

大雨によって災害が起こるおそれのあるとき
 

■大雨警報

大雨によって重大な災害が起こるおそれのあるとき
 

■大雨特別警報

数十年に一度という大雨によって重大な災害がおこるおそれが著しく高いとき

特別警報とは、最も危険な防災気象情報。
発表基準をはるかに超え甚大な災害が迫っているときに発表される警報で、去年発表された大雨特別警報は64件。
 
西日本豪雨があった7月6日~8日にも発表されています。
 
ただ、気象庁が6日夜、広島県全域に大雨特別警報を出した時刻は午後7時40分。
大きな被害があった広島市では降雨のピーク後だったことが判明しています。
 
一方、県東部などでは雨のピークと警報発表がほぼ重なっていましたが、効果的に大雨特別警報を出す難しさが浮き彫りになりました。
 

 
つまり、大雨特別警報が出る前に避難を完了していないといけないということのようです。
 
特別警報が出ていなくても、警報の段階で危険な状態に変わりはないので、避難勧告や災害情報の限界を理解し、自治体からの情報や気象情報などを活用して命を守るために早めに自主的に行動することが大切です。
 
 

③ 行動する

避難は基本、自主判断。
避難情報の有無にかかわらず、危険を感じたら速やかに行動に移すことが大切です。
 
しかし、人は自分が危機的状況にあっても避難行動をとれない場合があるそうです。
それは、危険や脅威を軽視したり、事態を楽観視したり「自分だけは大丈夫」と錯覚するような心理状態に誰もがなる可能性があるから。
 
私も、思っていました。
「これくらいの雨なら大丈夫」
「周りが避難してないから、まだ大丈夫」
 
そして、西日本豪雨の後、私も含め被災した知り合いの多くが言っていたのが
「まさか、こんなことになるとは…」
「早く避難すればよかった」
 
豪雨などで危険が迫る前に早めに避難することが大切なのは、わかっていたのに…
 
自分の命を守るためにも、このような心理的特性を理解し、適切な避難行動が取れるようにしたいものです。
あらかじめ、家族構成や避難先など各自の状況に応じて、避難のタイミングを決めておくことも大事です。
 
また、土砂災害の被災地など豪雨に見舞われた地域では、これまでの蓄積で少量の雨量でも大きな災害が起こることがありますから、その日の雨量だけでなく、以前からの雨量にも注意が必要です。
 
 

✅ 避難時の注意点

 
・明るいうちに行動する

・家族や周囲の人に声をかける

・川やがけには近づかない

・濁った水に入る場合は棒などで深さを確認する

 
 

✅ 避難したいけど…

避難したいけど、身の危険を感じた時はどうすればいいのでしょうか!?
 
① 最寄りの指定緊急避難場所まで避難できない場合

コンクリートなどの頑丈な近くの建物の高層に避難。
 

② 近くに頑丈な建物がないとき

ハザードマップの土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)や土砂災害警戒区域(イエローゾーン)にいるときは、すぐに危険ゾーンの外へ出ましょう。
 

③ 外出すらできないとき

2階以上のできるだけ山から離れた部屋に移動。
 
ただし、外出することで、かえって危険が及ぶような場合もあります
そんなときは、家の中の少しでも安全な場所に避難を!
 
緊急の場合は、近くの頑丈な建物や自宅の2階以上に避難する「垂直避難」も有効です。
 
注)
木造住宅は全壊する恐れがありますので、早めの避難を!
 



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