土砂災害危険箇所 全国1位の広島 原因は!?予兆を確認しておこう!

      2018/12/11

 

土砂災害危険箇所が全国で最も多い広島県

県土の7割が山地で、平野部が少なく、山すそまで宅地開発。
花こう岩が風化した「まさ土」が県土の大半を占めています。

土砂災害を引き起こす、いちばんの原因は大雨。

近年、非常に激しい雨が狭い地域で短い時間に集中して降る「局地的大雨」が増え、それにともない土砂災害も多くなってきています。

2014年8月20日に広島市安佐南区と安佐北区で発生した広島土砂災害も記録的な大雨が引き金となって起こりました。
このときは、狭い範囲に連続して積乱雲が発生する「線状降水帯」ができ、局所的に激しい雨が降り、時間雨量は100㍉を超えました。

また、今年7月の西日本豪雨では広島県を中心に中国地方各地で がけ崩れ、河川の氾濫など大きな被害をもたらしましたが、7月7日朝までに広島県内の観測地点の3分の2で観測史上、最も多い24時間雨量を記録。
広範囲に長い間、強い雨が降り続いたことが被害が拡大した要因でした。

 

西日本豪雨で大きな被害をもたらした土砂災害は、崩れやすい「まさ土」でできた土壌が雨水を大量に含み、斜面が崩れる表層崩壊が広い範囲で同時多発的に発生。
崩壊の危険性が比較的少ない緩い斜面でも多数の崩壊が確認されています。

土砂災害から命を守るためには、普段から土砂災害について知り、自分の住む地域の危険性を知ること、危険が迫っていることを いち早く察知し、適切に行動することが大切です。
 


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危険性を知る

土砂災害とは…
山や急な斜面が崩れ、大量の泥や石、大きな岩までもが一気に襲いかかってくる恐ろしい災害。
土砂災害を起こす現象には、「土石流」「がけ崩れ」「地すべり」などがあり、なかでも「土石流」「がけ崩れ」はスピードも速く、起きてから逃げても命を守ることは非常に困難。
自分が住む地域の危険性を知っておくことが大切です。

 

危険な場所の調べ方

住んでいる市町でハザードマップを手に入れたり、インターネットで調べることができます。

 

 

どこが危険なのか

■「土砂災害危険箇所」として公表された場所

「土砂災害危険箇所」は、土砂災害のおそれがある箇所を確認し、土砂災害への備えや警戒避難に役立ててもらうために公表しているもので、法的規制はありません。

■「土砂災害警戒区域」「土砂災害特別警戒区域」として公表・指定された場所

「土砂災害警戒区域」「土砂災害特別警戒区域」は、土砂災害危険箇所等を調査したのち、法令に定める手続きに従って公表・指定したもの。
「土砂災害危険箇所」と、「土砂災害警戒区域」「土砂災害特別警戒区域」は調査のしかたに違いがあるため、両者の範囲は異なる場合があります。

また、調査が進むにつれて新たに土砂災害の恐れがある箇所が判明しています。

西日本豪雨では、特に山際を切り開いて造成した団地での土砂災害が目立ちました。

呉市安浦地区や天応地区などでは土砂災害が相次ぎ、土石流に襲われた坂町小屋浦地区では、天地川上流の支川から押し寄せた土砂と巨石の衝撃でダムが流失。
広島市安芸区矢野東の梅河(うめごう)ハイツでは、今年2月に完成したばかりの治山ダムを土石流が乗り越えました。
熊野町川角の団地では、三石(みついわ)山の山頂部付近で表層崩壊が起き、主に二つの土石流が流れ込み、団地の3割に当たる民家が損壊。
安佐北区口田南では、崩れた土砂が周辺の土を侵食して土石流の規模が増し、甚大な被害が出ています。

県指定の土砂災害警戒区域外にも土砂が流出していたこともあり、より範囲を広げる必要もあると指摘されています。

 

✅ 危険を知らせる情報

大雨や土砂災害に関する情報は気象庁や県から、避難に関する情報は市や町から発表されます。

市や町が出す情報


避難勧告・避難指示等は市町から発表され、防災無線などで住民に伝えられますが、正直何をいっているのかわからなかったり、大雨のときは雨音で放送が聞こえにくい場合もありますから、テレビやラジオ、インターネット等で雨や避難勧告が出ている市町の情報を集めることをおすすめします。

また、市町から避難についての情報が出ていなくても、自分が危険と判断した場合は自主的に避難を!

 

気象庁が出す情報

■大雨注意報

大雨によって災害が起こるおそれのあるとき

■大雨警報

大雨によって重大な災害が起こるおそれのあるとき

■大雨特別警報

数十年に一度という大雨によって重大な災害がおこるおそれが著しく高いとき

 

気象庁と県が出す情報

■土砂災害警戒情報

土砂災害の危険性がいっそう高まったとき発表。
「○○市に土砂災害警戒情報が発表されました」など、市町単位で発表されます。

 

大雨警報が出たら、それ以降の気象情報や避難情報に注意が必要。
土砂災害警戒情報。が発表されたとき、または避難勧告が出たときは、ためらわず避難をはじめることが大切です。

特に、自分の住まいが「土砂災害危険箇所」や「土砂災害警戒区域」「土砂災害特別警戒区域」にある場合は、空振りをおそれずに一刻も早く避難を!
また、その周辺に住んでいる場合も危険を感じたら、すぐ避難を!
 


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危険を察知

短い時間でも大量の雨が降ったときや、少しの雨でも長時間降ったときは、大雨注意報や警報、土砂災害警戒情報などが出ていないか注意して確認を!
長い時間、雨が降り続いたあとは、止んでからもしばらく警戒が必要です。

また、土砂災害の被災地など豪雨に見舞われた地域では、これまでの蓄積で少量の雨量でも大きな災害が起こることがありますから、その日の雨量だけでなく、以前からの雨量にも注意が必要です。

 

✅ 土砂災害の予兆

土砂災害は前ぶれが起きることがあります。
 
次のような現象を見かけたら、安全な場所に避難を!

 

■ 土石流


 
・山鳴りや地鳴り、立木の裂ける音や石のぶつかり合う音がする

・雨が降り続いているのに川の水位が下がる

・川の水が急に濁ったり、流木が混ざったりする

・異様なにおい(木の腐ったようなにおい、土のにおいなど)がする

 
西日本豪雨では、6日午後6時から9時くらいに同時多発的に各地で土砂災害が発生。
大規模な土砂災害が発生した広島県熊野町川角の団地では、午後8時ごろ、山からごう音が響き、近所の家が土砂にのまれたと証言している人がいます。
安佐北区口田南でも大きな地響きのような音がして家に土石流がぶつかったという証言も。

土石流の前ぶれといわれる山鳴りや地鳴りですが、前ぶれというよりも、すでに土砂災害が発生していることを意味しているようです。
 

 

 

■がけ崩れ

 
・がけから水が噴き出す
(しみだす水の量が急に増える)

・がけからの水が濁る

・がけに亀裂が入ったり、ふくらんだように見えたりする

・がけから小石がパラパラ落ちてくる
 

 

 

■ 地すべり

・井戸や沢の水が濁る

・地面がひび割れ・陥没する

・亀裂や段差が発生する

・がけや斜面から水が噴き出す

・地鳴りや山鳴りがする

・樹々が傾く
 

 


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安全な場所に避難

いざというときは、土砂災害の危険が迫っていることを いち早く察知し、自ら判断して、適切に行動することが大切です。

また、少しでも危険を感じたら、すみやかに避難することも大切です。

・避難所へは明るいうちに

・家族やご近所と連れ立って避難を!

・どうしても外に出られないときは、2階以上のがけから遠い部屋に避難。
 


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まとめ

土砂災害の危険性の高い地域を知り、雨の状況を察知するための情報を集め、いざというときは、すみやかに避難し土砂災害発生の危険から身を守りましょう。

土砂災害に備えた注意点をまとめると、

■気象庁のHPなどから最新の天気の情報を集める

HPやテレビ、ラジオの情報に気をつけておく

 

■むやみに出歩かず、がけ崩れなどを見に行かない

雨が弱まったからといってむやみに出歩かないこと。
崩れた堤防や、がけ崩れが気になっても、見に行かない。
二次災害に巻き込まれる可能性もあります。

 

■雨が強い場合など避難が困難なときは、家の2階など高所への避難も一つの方法

西日本豪雨では、道路被害が相次ぎ、避難の難しさも!
避難中に被災したという情報もありました。

家なら2階、外の場合はビルや立体駐車場など高い場所への避難を考える。

 

■水や食料、下着など備蓄を確認


 
■外出時は家族との連絡手段や集合場所を確認

 
 

 


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